養生作業は非常に多いのですが、実は従業員Tの苦手な仕事のひとつでもあります。
共用廊下や室内、外、足場などなど「どこを養生するか」によってやり方が異なります。
入社当時は「汚れないように保護すること」ぐらいにしか理解していなかったのですが、
ところが奥が深い! TikTokにも塗装屋さんがアップした動画が多数ありますが、
「お~!」と思わず唸ってしまうくらい興味深いし、しわが無く綺麗な養生を見ると
「さっすがだなぁ」と感心してしまいます。
これはエレベータのかご内養生です。プラダンで囲むところもあれば、エコフルを使用
するところもあります。今の時期であれば転倒防止の為、床はエコフルを裏返しにして
使用します。お客様から「こうやって」とオーダーがあるのですが、搬出する物によって
かご内の養生範囲も変わってきます。一番の目的は「かご内に傷をつけない」という点は
同じなのですが・・。
廊下の養生。このように床の素材によってテープも養生テープや、マスキングテープ
を使ったりと使い分けが必要です。
私のように異業種からの転職組にとっては「お父さんの日曜大工」程度の知識しかなく
入ってきたので、監督さんや大工さんからの説明は「なるほど!そういう理由なんだ」と
目から鱗です。
「たかが養生されど養生」
テキトーな養生はその後の作業に大きな支障をきたします。
件数が多いだけに、経験を積む事は出来ますが、なかなか自分の納得いく
「バッチリな養生」には、まだたどり着けていない従業員Tでした。